今流行のChatGPTを使えば読書感想文を自動で書いてくれるんじゃないかと疑問に思いました。
この記事を読むとChatGPTで読書感想文を書けないことが分かります。
私が読んだことのある本についてChatGPTに読書感想文を書かせ、それを私が採点しました。
実際にChatGPTを使ってみて確認した結果を載せたいと思います。
ChatGPT3.5に読書感想文を書かせて確認してみた
日本人初のノーベル文学賞をとった名作、川端康成の小説「雪国」。
この小説の読書感想文を200文字以内で書いてもらおう思います。
ChatGPT3.5に小説「雪国」の読書感想文を書いてもらう
入力:川端康成の小説「雪国」の読書感想文を200文字で書いてください
ChatGPTの回答:「雪国」は、自然の美しさと人間の複雑な感情が交錯する作品です。雪深い村を舞台に、主人公越後の内面の葛藤や、踊り子お雪との切ない愛が描かれています。川端康成は言葉を巧みに操り、雪国の風景や季節の変化を詩的に表現し、読者の心を引き込みます。同時に、日本文化と西洋文化の対立が微妙に描かれ、登場人物たちの関係に独特の深みを与えています。この小説は孤独と愛、文化のぶつかり合いについて深い洞察を提供し、日本文学の傑作として多くの読者に愛されています。読み終えた後、雪国の美しさと登場人物たちの哀しみが長く心に残り、考えさせられる一冊でした。
問題ないか確認してみる
実際に問題ない確認しましたが、明らかにおかしい箇所がありました。
「主人公越後の内面の葛藤や、踊り子お雪との切ない愛が描かれています。」
主人公越後と書いてありますが間違っています。正しくは主人公島村です。
踊り子お雪と書いてありますが間違っています。正しくは芸者の駒子です。
この小説には越後、お雪という人物は登場しません。
ただ、それ以外の文章はまあまあ納得できる内容になっています。
もし私が学校の先生で読書感想文を採点する側だったら登場人物の名前が明らかに間違っているのでこの子は本を読んでいないな。ということがすぐに分かると思います。
まとめ:ChatGPT3.5に読書感想文を書かせるのは無理
ChatGPT3.5に読書感想文を書かせると明らかにおかしい箇所があり無理だということが分かりました。
自分で本を読んで読書感想文を書くようにしましょう。
但し、ChatGPTも使い方次第では色々と活用できそうな気がするので賢い使い方を調べていきたいですね。