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2年半無職でふらふらしていた40代設計者が、自分から年収を200万円下げて復帰したリアルな話

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「キャリアに数ヶ月でも空白期間(ブランク)があると、再就職で圧倒的に不利になる」 「一度レールを外れたら、もうまともな会社には戻れない」

転職サイトやキャリア論のブログを見ると、決まってそんな脅し文句のような言葉が並んでいます。激務で心が折れそうなのに、「無職になる恐怖」から、しがみつくように会社にしがみついているエンジニアの方も多いのではないでしょうか。

結論から言います。 2年半の間、がっつり無職でふらふらしていても、機械設計として普通に復帰できます。

今回は、元大企業の機械設計士だった私が、2年半の無職期間をどう過ごし、なぜ「自分から年収を200万円下げる」という選択をして今の快適な生活を手に入れたのか、リアルな体験談をお話しします。

1. 2年半の無職期間、私は何をしていたか?

世間一般では「無職になると生活リズムが崩れて夜型になり、精神的に病んでいく」なんて言われがちです。

ですが、私の場合は真逆でした。 会社というストレスから解放された結果、むしろめちゃくちゃ早寝早起きになり、健康的で充実した毎日を送っていました。

具体的にやっていたことは、本当にシンプルです。

  • 読みたい本を、時間の制限なくひたすら読む
  • ふらっと1人で旅行に出かける

「将来への不安はなかったのか?」と思われるかもしれませんが、ぶっちゃけそこまで焦りはありませんでした。なぜなら、それまでに貯めていた2000万円以上の貯金があったことと、「最悪、実家に帰ればいいや」という逃げ道(バックボーン)を確保していたからです。

この時期は、私にとって人生の「最高の充電期間(モラトリアム)」になりました。十分な資産を持って、あえて戦略的に無職の時間を味わい尽くす。これは決して無駄な時間ではありませんでした。

2. 復帰のステップ:自分から「年収を200万円下げた」理由

2年半が経ち、「そろそろ、また少し働いてみるか」となった時、私は適当に転職エージェントに登録しました。

世間の転職ノウハウでは「自己分析を徹底して、1円でも年収を上げる交渉をしよう!」と鼻息を荒くしていますが、私は全く逆のアプローチを取りました。

エージェントに対して、「今までより年収を200万円下げてもいいです。大企業ではなく、会社の規模も中企業に落とします」と、自分から条件を切り下げる提案をしたのです。

なぜ、せっかくのキャリアがあるのに自分から条件を下げたのか。理由は3つあります。

  1. 大企業の看板や世間体に、もう興味が失せていたから
  2. 年収を下げても、今の資産があれば十分に生活ができると計算できていたから
  3. 何より「プライド」を捨てることで、復帰のハードルを極限まで下げたかったから

「年収アップ」を目指すと、転職活動は一気に高難易度のゲームになります。しかし「年収と規模を下げる」と割り切った瞬間、転職の難易度はイージーモードに変わるのです。

3. 条件を下げて復帰した結果、どうなったか?

大企業から中企業へ。年収も200万円ダウン。 一見すると「キャリアの敗北」に見えるかもしれませんが、実際に働き始めてみた私の感想はこうです。

「思ったよりも仕事が楽だし、ちゃんとした会社だった。大正解だったな」

確かにお金は少し減りましたが、生活は全く問題なくできています。大企業特有の不毛な社内政治や、激務によるメンタルの削り合いからは完全に解放されました。何より、世間体やプライドを下げて生活することになっても、自分自身は1ミリも気になりませんでした。

結果として、私は現在、機械設計として通算10年ほどのキャリアを積みながら、定時退社・ストレスフリー・そして資産2600万円という、自分にとっての「最適解」の生活を送っています。

まとめ:一度レールを外れても、パラメータを調整すればいい

もし、あなたが今「会社を辞めたいけれど、ブランクができるのが怖い」「転職で条件が下がるのが怖い」と悩んでいるなら、少しだけ肩の力を抜いてみてください。

人生、一回2年半くらいふらふらしたって、適当にエージェントを使って条件(年収や規模)のパラメータを少し下げてあげれば、いくらでもまともな会社で再スタートは切れます。

高い年収としがみつくプライドを捨てることで、代わりに「定時帰り」と「穏やかな日常」という、人生で最も大切なインフラが手に入ることもあるのです。

【おまけ】私が復帰時に「適当に」使ったエージェント

ガチガチのキャリアアップではなく、「条件をちょっと下げて、居心地のいい中企業を探したい」というスタンスでも、大手の転職エージェント(dodaやマイナビエージェントなど)は普通に求人を出してくれます。

最初から「年収を下げてもいい」と伝えておくと、エージェント側も案件を紹介しやすくなるので、復帰のハードルが一気に下がりますよ。まずは無料登録して、世の中にどんな「楽な中企業の求人」があるのか眺めてみるだけでも、心がすっと軽くなるはずです。

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